英語まみれ道場

TOEIC990点・英検1級・IELTS8.0・通訳案内士資格取得の英語学習デザイナー中山麻衣(英語まみれ / @nakamai_jp)のブログ。効果的な英語学習方法やコツをシェアするとともに、"英語学習アスリート"を目指して過ごす日々を記録してます。

【英検準1級】やって正解!合格レベルの単語・文法力に仕上げた教材

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以前に書いた、英検1級についての記事。

www.eigo-mamire.com

ここで、準1級対策で取り組んだことについて、少しふれました。

今回は改めて、試験前に使った教材と学習方法について詳細をまとめてみました。一次試験の筆記で必要な単語・文法を中心に整理してます。

英検準1級合格に必要な語彙数は?

英検1級について調べているときに、わかったおおよその目安です。各級のレベル感もついでに。

  • 英検1級合格に必要な語彙力:12,000〜15,000語程度(大学上級程度)
  • 英検準1級合格に必要な語彙力:7,000語程度 (大学中級程度)
  • 英検2級合格に必要な語彙力:4,000語程度(高校卒業程度)

[関連・参考記事]たった3ヶ月で単語力を英検1級レベルにできた理由 - 英語まみれ、ときどきウサギ。各級の目安 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

【参考】英検準1級の試験内容

一次試験は、筆記(90分)とリスニング(25分)の構成です。

▼筆記の問題形式・問題数

  • 大問1:短文の語句穴埋め(25問)
  • 大問2:長文の語句穴埋め(6問)
  • 大問3:長文読解、内容一致選択(10問)
  • 大問4:英作文(1問)

▼リスニングの問題形式・問題数

  • Part1:会話の内容一致選択(12問)
  • Part2:文の内容一致選択(12問)
  • Part3:Real-Life形式の内容一致選択(5問)

[参考]準1級の試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

 

 

 

 

 

試験対策で使用した教材リスト

英検といったら、旺文社。対策本としては、やっぱり欠かせません。

【注】2の新版として、『DAILY25日間 英検準1級集中ゼミ』が2015年に発売されています

 

では、上記の教材を使ってどのように学習したのか。項目毎に、整理してみました。

単語(ボキャビル)について

まず、メインで取り組んだのが単語。語句の穴埋め問題対策です。大問1・2で求められる語彙力を鍛えました。

基本アプローチ

次に紹介する【1】〜【3】は、試験前までに2〜3周はまわしました。試験までにあまり時間がなかったので、復習は間違えたところのみチェックする方式を採用。回を重ねるごとに、ペケの数を減らしていくことを目標にトライ。

【4】はアプリなので、時間さえあればこれをいじって単語をチェック。アプリならではの利点があるので、それを最大限に活かして単語を習得。

教材ごとの説明

【1】でる順 合格問題集

英検準1級 でる順 合格問題集 (旺文社英検書)

英検準1級 でる順 合格問題集 (旺文社英検書)

 

表紙のキャラクターが、いい感じでゆるい。筆記・リスニング・面接の対策まで網羅している、総合的な対策本。ひと通り試験問題にふれることができます。

旺文社の「でる順」シリーズは、その名の通りで「でる度A、B、C」と頻出度別に分けてくれているのがいいところ。これで、絶対におさえておきたい、頻出単語や表現などを重点的に確認。大問ごとに分かれているので、素直に順番に進めました。 

 

【2】集中ゼミ

【CD付】DAILY25日間 英検準1級集中ゼミ 四訂版 (旺文社英検書)

【CD付】DAILY25日間 英検準1級集中ゼミ 四訂版 (旺文社英検書)

 

【注】実際に使ったのは『 英検準1級DAILY30日間集中ゼミ』(上記はこれの新版)

『でる順 合格問題集』と同様で、総合的な対策本。

特徴としては、毎日少しずつ取り組めるような設計になっていること。また、基礎編→応用編の構成となっているので、まずは全体をバランスよく学べます。

基礎編で、「語彙→長文読解→英作文→リスニング」というセットをこなし、試験の全体像をつかむ。そのあとに、応用編で同じようにセットをこなしていく。出題形式・傾向についても、これでおさえました。

 

【3】語彙・イディオム問題500

英検準1級語彙・イディオム問題500 (旺文社英検書)

英検準1級語彙・イディオム問題500 (旺文社英検書)

 

大問1(短文穴埋め問題)で必要となる、語彙力。このテキストは、ここにターゲットを絞ってます。この当時、まだ本格的にボキャビルはしていなかったので、これで語彙・イディオムを集中的に仕上げていきました。

特徴としては、語彙がカテゴリー(ジャンル)ごとに分かれていること。政治・経済・日常生活・文化・ニュースなどのカテゴリーに、該当する語彙が配置されてます。

新しく語彙を獲得するときには、こういった形で分かれている本がすごくいい。

すでに知っている単語も含め、この本を使って頭の中の単語データベースを整理。雑多にしまわれていた知識を、フォルダ分けする。これが、アウトプット(スピーキング・ライティングなど)での単語の運用能力を上げることにもつながりました。

 

【4】でる順パス単

英検準1級 でる順パス単 (旺文社英検書)

英検準1級 でる順パス単 (旺文社英検書)

 

英検ではお馴染みの『パス単』。このアプリを使い、移動中やちょっとしたスキマ時間には、必ず単語をチェック。暇さえあれば、いじってました。

そして、書籍にはない、アプリ最大の利点は「マイリスト」と「テスト」。

自分がまだ覚えていない単語をブックマーク。ここを重点的に、マイリストで確認。復習の効率化を図れました。また、テスト機能を活用して、定着度を図る。自分の学習の成果・進捗具合を判断するときに、役立ちました。

 

文法について

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実は、文法は準1級対策を始める前に、ひと通り復習をしていました。なので、ここでは時間は割かず。

先ほどのボキャビルで使った教材。そこでの問題を解いていく過程で、付随してチェックしました。

▼復習で使っていた教材

文型から始まり、時制、受動態、動名詞、関係代名詞...など、最初から終わりまでやってます。問題集の方は、2〜3周まわしました。

【余談】TOEICを受けて、気づいたこと

一度文法をしっかりめにおさらいしたことにより、基礎力が向上。

実は、この準1級試験の前にTOEICを受けていたのですが、リーディングで大幅にスコアアップ(R415→R475)を達成してます。

ここで面白いのが、まだ語彙には、本格的に手を出していない状態だったこと。つまり、インテンシブなボキャビルなしでも、まずは文法の底上げでスコアアップできた。これが、TOEICでの自分の経験です。ちょっと面白い発見。

▼TOEIC905→990までの振り返り

www.eigo-mamire.com

 

最後にひとこと

このようにして、英検準1級合格レベルの単語・文法を仕上げていきました。

今回は、単語・文法を中心に整理しましたが、残りのパートやリスニング・二次試験についてもまた別記事でレビューしたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

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