英語のスキルアップに欠かせない要素のひとつ・語彙力。
でもボキャビル(=語彙力を増やす "Vocabulary building")って、英語学習者が苦戦しがちなクセ者だったりします。
実際、「単語がなかなか覚えられない…」というご相談・お悩みは、とてもよく耳にする"あるある"です。
【英語まみれ式】"プチ"記憶術!
そこで!今回は『【英語まみれ式】プチ記憶術!』と題して、わたしが単語を覚えるときに意識していることをご紹介します。
ちなみに『ザ・記憶術』(どどん!!)ではなく、敢えて『"プチ"記憶術』(ひかえめ)としました。
難しいこと一切なしに今すぐ実践できる・簡単にできるという要素に加え、学習を楽しむコツ[=お遊び要素]も含んでお伝えしたかったので、ゆるーい感じにしたかったのです。
自分が学習を続けていて、ほんと「英語学習は楽しんだもん勝ち!」だなあと感じることが多いので。
…というわけで早速、お伝えしていきますね。
単語はこうやって "さばいている"
英語まみれな日々を過ごしている中で出会う、たくさんの単語たち。これらをどうやって処理しているのか(=さばいている)のかについて。
まず、前提を整理。
日々出会う単語の種類は主に2つあります。
- 誰かがアウトプットしたものを目にする・耳にする
- 自分がアウトプットしたいときに調べる
1は、TwitterのタイムラインやWeb記事(article)が該当。リスニングではCNNニュースとか、洋画・洋楽など。その他として、教材を使った学習時に目にする・耳にする単語も含まれます。
2は、自分がTwitterでつぶやくとき、オンライン英会話でスピーキング練習するときなどが該当。ライティング練習なんかも含まれます。とにかく、英語という言語で何かを表現しようとするときですね。もちろん実践の場も。
接触時に必ず行うこと
1と2に共通しているのが、これ。
自分フィルターを通す(キリッ!)
その単語を自分ならではの「視点(=フィルター)」にかけます。
今回は、例として2のパターンをとりあげ、解説していきますね。
▼こんな感じ
psychopath/sociopath(N)
— Nakayama Mai(英語まみれ) (@nakamai_jp) 2017年11月17日
[My definition]the last person I want to get involved with#英単語 は自分フィルターを通して覚えるのが吉。
この場合は、 サイコパスって一番関わりたくないひとだなあ…とふと感じることがあり、それをアウトプットしようとしました。
"psychopath(サイコパス)"という単語はすでに獲得済みの単語でしたが、調べて見るとどうやら"sociopath"という単語もあるらしい、と。
ここでひとつ、すでに学びがありました[=付随した学び]。らっきー。
…で、このつぶやきでは、"psychopath"という単語が自分にとって初見・未獲得の単語だったとしたら?と仮定し、「自分定義(=My definition)」を加えたものです。
My definition:the last person I want to get involved with
(わたしの定義:もっとも関わりたくないひと)
【ポイント】自分定義をつくる(="自分ごと化"させる)
今回のケースでは、辞書的な言葉の説明(つまりは、受け身の情報)を確認するだけではなく、自分定義を設定することでその単語をより"自分ごと化"させました。
ただのイチ単語として処理するのではなく、自分とその単語の間をつなぐ何かを意図的に・意識的に作ってあげる。これが癖になっています。
記憶に残りやすくもなりますし、何よりもこの過程を楽しんでいます。
特に、初めて目にするものや記憶がまだあやういもの・慣れ親しんでないものなどに関しては、いかに自分にとってインパクトを残すかが重要かと。記憶に残りやすくするためには、自分とその単語の関連性を高めるのがガンガン効きます。
▼いま出た関連性に関するお話は、こちらの記事でまとめてます
おまけ/番外編
文法・表現(単語/フレーズ)のおさらい
My definition:the last person I want to get involved with
(1)最も…しそうにない~
■ the last ~+to V
■ the last ~+that S V
<例>
・He would be the last person to betray us.
(もっとも裏切りそうにないひとだろう=裏切るなんてありえない)
・The last thing (that) I want to do is hurt you.
(あなたを傷つけることだけはしたくない)
(2)〜に巻き込まれる、関係する
■ get involved with/in ※get:be動詞、becomeもアリ
<例>
・It was necessary for me to get involved in the project.
(そのプロジェクトに関わる必要があった。)
・I got(became) closely involved with my clients.
(クライアントと密接に関わりあうようになった。)
学習効果を高めるためにできること
単語を記憶に定着させるためには、目で見て覚えるだけでは不十分。自分が使える感覚をフル活用・総動員して臨むべし!です。
- 目で見る(スペル・文字列チェック)
- 耳で聞く(発音チェック)
- 自分で発音する(発声トレーニング)
- 手を動かす(スペル練習) など
最後にひとこと
次回は1のパターンに関して、例とともにご紹介したいと思います。
1. 誰かがアウトプットしたものを目にする・耳にする
2. 自分がアウトプットしたいときに調べる
Love comes around while doing things you like.