ときどきウサギな記事からのカムバック! 前回記事の続きです。
「英語ができるようになりたい」と思ってから今に至るまで、@nakamai_jpが変わらず意識していることについて、簡単にまとめてみました。
英語学習を進めていくにあたり、絶対にやらないと決めていることの2つ目がこちらです。
【その2】教材をやりきらない
英語学習に取り組むときに、避けていることのもうひとつ。それが、教材を最後までやり通さずに、途中のままにすることです。
単語本、文法書、問題集、試験対策用テキスト...など、どんな教材でもそうなのですが、いったんやりはじめたらまずはひと通り最後まで進める。中途半端にテキストを放置することは、絶対にしたくはありません。
なぜなら、そうしてしまうと達成感を味わうことができないからです。
気持ちがいいから、またやりたくなる
やった、終わった、まずやりきった! という感覚。この瞬間は、単純に気持ちがいいです。これを味わいたい。だから、絶対に中途半端にはしまいと決めています。とにかくまずは、ずんずんページを進める。
そして、ひと通り終えて感じる、なんとなく「やった感」。この小さな達成感が心地よい。だからまたこれを体験したくなる。どうすればこの感覚が得られるかは、経験からすでに学んでいます。だからまた同じ行動を繰り返す。
すごく単純だと思います。でも、これが意外に侮れないもので、「気持ちがいい瞬間をまた味わいたい」というシンプルな欲。これが自分のモチベーションと関係しており、結果として学習の継続化に繋がっている。客観的に自分の学習癖を振り返ってみて、感じていることのひとつです。
達成感をいかに創出するか。これがきっと英語学習に限らず、何かを継続していくためには欠かせないポイントである。自分の学習の過程において、そう体感できたのでした。
教材に痕跡を残しまくる
そして、この「やった感」をより感じやすくするためにやっていること。それは、教材に痕跡を残すこと。いわゆる可視化です。
photo: @nakamai_jpの痕跡付き『DUO3.0』
英語学習を進めるときには、自分が前に進んでいるという事実をきちんと目に見えるかたちで残しておく。というのも、英語学習は自分に起きている変化を感じることはなかなか難しい。頭の中で起きているであろう進歩や成長を目にすることはできません。
なので、せめて教材に取り組んだという痕跡を残す。これがちょっとした安心感にも繋がったりもします。ああ、なにはともあれ、自分はやっているんだ、と。そして少しでもやったと感じられたら、それが自信にも繋がっていきます。
たとえ子供騙しのようなものだったとしても、この段階ではそれでも十分役割を果たしてくれます。とても些細なことですが、大事にしていることのひとつです。
教材を「やった感」→「やった」に変化させる
そして、もちろん、ひと通り終えたものは必ずまた繰り返す。テキストを2周、3周...とやり込んでいきます。とりあえずやってみた、という雑な香りがぷんぷん漂っていたこの「やった感」。回数を重ねるごとにこの質を上げ、最終的に「やった」へと繋げていきます。
一度教材を読んだり、問題を解いたりしただけでは、理解度が弱いのは当たり前。問題集の場合は、間違えた箇所もたくさんある。もちろん、一回だけでまるっと全て理解、全問正解できたらいいのですが、残念ながら、凡人である自分には無理。なので、基本的に教材というものへは、繰り返すという前提で取りかかります。
もちろん例外もありますが、これが英語学習を再スタートしてからずっと変わらない、自分の学習スタイルです。
段階的に理解度を上げていく
photo credit: cat #1331 via photopin (license)
1周目はまず教材をペロリとひと舐めする。なんとなくの全体像をつかみます。細かなところまではあまり深入りしない。立ち止まるのは最小限にして、まずはずんずんいく。一回終わった先に待っているのは、さきほどの「やった感」。まずはこれでよしとする。
そして、2、3周と繰り返すことで、理解度を段階的にしっかり上げていく。
1周目でできなかったところや理解が浅かった部分。教材をやり込んでいくうちに、この範囲が少しずつ狭まっていきます。これがうれしい。「やった感」から「やった」へと変わっていく瞬間です。
また、すでに獲得できてた知識に関しても、この繰り返しの学習によりさらに強固なものへと変化させることができます。そして、定着度を高めることは、アウトプットにおける反射力のアップにも繋がっていきます。なぜなら、知識を自分で実際に使う場面において、迷いがなくなってくるからです。
ふわっとしている英語学習を数値化する
そして、この「やった感」→「やった」への移行期間でも、先ほどの可視化がいい仕事をしてくれます。
というのは、自分ができていなかった箇所がどこだったのか。教材にはっきり分かるように痕跡を残しておくことで、前回との比較が可能になります。もっといえば、数値化して自分の成長度合いを測ることができるようになります。
これが、一見掴みどころが無いように思える学習にも、とてもシンプルで分かりやすい指標を与えてくれる。中長期的な目標に向けた小さなマイルストーンも、ぐっと立てやすくなります。
『ヘンゼルとグレーテル』に出てくるパンくずとは違い、小鳥に食べられて迷子になる心配もありません。
自分ルールを確立する
ちなみに、教材へのマーキングはいろんなやり方があるので、運用しやすいように自分ルールを確立していくといいと思います。あまりたくさん色を使いすぎるとごちゃごちゃしてしまい分かりにくくなるので、3色くらいに抑えるのがベストかもしれませんね。これでも多い、と感じる方もいると思います。
@nakamai_jpのやり方は、公開できる範囲でまたの機会にご紹介していきます。いまのところ、ボキャビル本の金字塔『DUO3.0』や、『Forest』『Next Stage』などの文法教材、TOEICの公式問題集といった試験対策本でのマーキング実例をお見せできたらと考えてます。
DUO3.0
中でも『DUO3.0』は、これまで出会った英語教材の中でも、ダントツで感動が大きかった教材なので、絶対に記事にしたいと思ってます。いわゆるテッパン教材なので、すでにお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実践IELTS3500
あとは、現在、@nakamai_jpが学習アドバイザーとしてサポートに入らせて頂いているCNE1「IELTS Boot Camp」での必須教材でもある『実践IELTS英単語3500』。
自分のボキャビルのためにも、しっかりやり込む教材なので、リアルタイムに学習の様子をお伝えできると思います。
Push the boundaries、自分もチャレンジしていきます。
▼CNE1「IELTS Boot Camp」の詳細はこちら
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最後にひとこと
...というわけで、2回にわたり英語学習で絶対に「やらない」こと、そして、自分の学習癖についてまとめてみました。前回記事へは下記リンクからいけます。よろしければぜひご覧ください。
- 【その1】インプット偏向型の学習
- 【その2】教材をやりきらない
では最後に、教材にまつわるエピローグ。
今回ご紹介したように、教材は基本的にはどんなものでもやり込む前提でいます。つまりは、新しい教材を購入するときには、ちょっとした覚悟が伴います。
なので、本屋さんでパラパラとブラウジングするときも、Amazonでポチポチ教材探しをするときも、レジへと進む前に、決まって頭をよぎるはこのセリフ。
「覚悟はいいか? オレはできてる」
ブローノ・ブチャラティを壁打ち役に、自分の覚悟を確かめます。
そして、こんな風に、リアルな世界で漫画のセリフが言える場面をつくれたときも、これまたちょっと気持ちいい瞬間だったりします。たとえ平々凡々な毎日だったとしても、内なるところでは情熱的でありたい。
それでは、アリーヴェデルチ!(さよならだ)
▼記事内に出てきた教材一覧はこちら