英語まみれ道場

TOEIC990点・英検1級・IELTS8.0・通訳案内士資格取得の英語学習デザイナー中山麻衣(英語まみれ / @nakamai_jp)のブログ。効果的な英語学習方法やコツをシェアするとともに、"英語学習アスリート"を目指して過ごす日々を記録してます。

【実録】TOEIC990点満点までのスコア推移を振り返ってみた Part2

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前回記事の続きです。

@nakamai_jpが英語学習を再スタートさせてから、TOEIC990点を取るまでのスコア推移を振り返ってみました。

 

TOEICスコアの推移 

前回お伝えした全体像ですが、@nakamai_jpがTOEICを受験した時期は大きく2つあります。

【前半】フィリピン留学前後(2012年)

  • TOEIC645点(2012年4月) ※ただし、公式ではなく模擬試験
  • TOEIC905点(2012年7月) 

【後半】日本での学習(2014年〜2015年)

  • TOEIC970点(2014年9月)
  • TOEIC950点(2014年11月)
  • TOEIC990点(2015年3月) 

 

Part1では上記でいう前半部分、スコアが645点→905点までに変化した時期にフォーカスしました。フィリピン留学について、実際にやっていた学習内容、使用した教材、費やした学習時間も簡単に振り返っています

www.eigo-mamire.com

 

 

では、今回のPart2では、後半部分である日本での学習時期を振り返ってみます。TOEIC990点までの推移をまとめました。 

【後半】日本での学習について

もしかしたら上記を見て気になった方も中にはいらっしゃったかもしれませんが、実は2013年がぽっかり抜けています。これは、@nakamai_jpが経験した空白の一年間です。

ちょっと話しが脱線しますが、簡単にいうと、英語に触れる機会を作るという努力を全くしなかった時期です。(書いてたらそんな自分にまた悲しくなってきました。過去に向き合うときにはいつだって痛みが伴いますね。)

みるみる退化した英語力

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photo credit: Lazy Sunday via photopin (license)

 

フィリピン留学を終えた数ヶ月後の2013年に日本へ帰国。いつしか毎日の日課であったオンライン英会話も休会し、テレビも日本語の番組のみ、英語ニュースを読むわけでもなく、かつての「英語まみれ」は一体どこに? という状態へ。跡形もなく、消え去ってしまいました。

当然、英語力は日々退化の一途を辿るのみ。苛立ちと悔しさ、焦りと危機感でいっぱいでした。でも、これは全て自分の怠惰が原因。ただのサボりです。かつては英語にまみれていた@nakamai_jpは見る影もなく、いとも簡単に英語学習の天敵に負けてしまいました。おしまい。

… とはしたくなかったので、2014年3月、英語学習とまた向き合いはじめました。

 

 

 

辛いリハビリ期間

英語学習をまた始めてからは、リハビリ感がすごかったです。単語を忘れ、文法を忘れ...でもやっぱり一番響いたのがスピーキング力の退化。口から英語がでてきません。これが、もの凄いストレスなんです。

一度、英語が出てくるときの感覚を知ってしまっているとなおさら、ぎこちなさや単語を思い出せない自分にがっかり感がとてつもないんですね。この6ヶ月間はかなり辛いリハビリ期間となりました。もう二度と味わいたくないです。トラウマ。

なので、同じ思いは絶対にしていただきたくない、ひとりでも多くの方にこの事実を知っていただきたいと強く感じてます。英語学習に限らず言えることですが、一度失ったものを取り戻すのは、本当に大変。

前へと進まなかったとしても足踏みだけは止めない。いつでも忘れたくない姿勢です。

 

6ヶ月間後、TOEICを受験してみた

そして、6ヶ月後。この期間の学習成果を確かめるため、TOEICを受験してみたのでした。

本当は、学習を再開してからすぐに現状把握のために受けてみればよかった、そうすればスコアの変化がよりわかったのに...と今振り返ると思うのですが、スコアが下がっている現実を真っ正面から受け止められる強さは、そのときの@nakamai_jpには微塵もありませんでした。弱小メンタル。

 

ではこの半年を経て、挑んだときのスコアがこちらです。 

2014年9月【L/Rの内訳】

  • Listening:495
  • Reading:475
  • TOTAL SCORE:970  

この時の目標は、最低限、以前のスコア905点までは戻していることだったので、予想よりもだいぶ上回った結果となりました。

ここで顕著なのが、リーディングの伸び。905点のときは、415点だったスコアが475点まで一気に伸びました。

この要因はすごく明確です。文法の学習をきちんと行ったからです。文型から始まり、時制、受動態、動名詞、関係代名詞...など教材を最初から終わりまで一通り復習しました。これが、リーディングのPart5,6の正答率を上げ、スコアアップへと繋がりました。

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▲『Forest』文法書・問題集

 

そしてこの2ヶ月後、再度受験をしています。

2014年11月【L/Rの内訳】

  • Listening:485
  • Reading:465
  • TOTAL SCORE:950   

970点→950点へのスコアダウン。このときは990点満点を目標としていたので、残念な結果となってしまいました。ここでどうしても満点をとっておきたかった理由は2つあります。 

990点を達成したかった理由

1つ目は、年内達成する方が区切りがいいと思ったから。

そして2つ目。こちらが大きな問題だったのですが、実はこの時期に@nakamai_jpはもうひとつ試験をひかえていました。それが「英検1級」です。

英検はTOEICと異なり、年に3回しか受験チャンスがありません(それでもまだいい方だと思うのですが...)なので、学習計画でも、11月後半からは英検に学習時間を割くようすでにプランニングをしてました。特に、ボキャビルが最重要かつ最難関課題としてあり、TOEICが終わったらフルコミットが必須だったんですね。

もし11月に満点が達成できなかったら、またチャレンジしなくてはいけない。しかも、その場合は英検1級の試験が終わった後にならざるを得ない。絶対に、ここまで引き延ばしたくはなかったのです。 

 

6ヶ月間のテスト受験変遷

TOEIC(2014/9)→ 英検準1級(2014/10)→ TOEIC(2014/11)→ 英検1級(2015/1、2)→ TOEIC(2015/3)

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▼英検準1級対策で使った教材(2014年10月受験)

www.eigo-mamire.com

 

しかしながら、結果は残念ながら満点どころかスコアダウンとなってしまいました。

この回の敗因を振り返ってみます。

  • テスト当日の朝5:00まで勉強してた  ←寝不足、頭回らず
  • テスト当日まで結局、未消化のタスクがあった ←やりきった感なし、不安感
  • リスニングの途中で諦めモードへ ←Part1,2で聞き逃した箇所がいくつかあった時点で悲しくなった
  • リーディングの途中でさらに諦めモードへ ←Part5,6で確信を持てない問題がありさらに悲しくなった/これまでの動揺で、Part7の長文が頭に入らず

ざっと振り返るとこんな感じです。

実はこの回は、前回の9月よりも、公式問題集を使っての過去問に多く触れていたり、追加の教材も使ったりと、TOEICモードに自分の知識をチューニングすることはできていたと思います。

しかし、学習計画のタスク未消化体調管理ミス(かなり愚か)のため、失敗に終わったのでした。精神的に整っている状態で試験当日を迎えるのは、高得点のための大前提ですね。大反省しました。

 

そして年も変わり2015年。英検1級の試験が無事終了した後、再度TOEICに挑みました。

2015年3月【L/Rの内訳】

  • Listening:495
  • Reading:495
  • TOTAL SCORE:990   

この時は、試験中、リスニング、リーディングともに確信を持って答えを選んでいるという感覚がありました。

実際、結果を見ると、アビメ(Abilities Measured)はリスニングでは4項目ともに100%を達成。リーディングは語彙の項目以外が100%でした。Part5で一問、確信が持てなかったものがあり、この問題を間違えたのだと思います。

 

では、ここでの勝因を振り返ります。

徹底的なボキャビル

一番大きな要因としては、語彙の増加。英検対策をしていく過程で、かなりインテンシブに単語を仕上げていきました。

しかし、これは英検1級レベルのものばかりではありません。新しいものを入れていくのと同時並行で、TOEIC730〜860点レベルの単語もしっかりと復習しました。実はこれが、990点に向けた自分の英語力の土台をしっかりと固めてくれました。 

具体的に使った教材は、「DUO3.0」と「キクタン」など。

文法の総復習

そして、単語以外では、やっぱり文法。上記ですでにお伝えした通り、9月の試験までに一度文法は復習していましたが、実はこの3月のテスト前にもインテンシブに再度、文法を仕上げています。これが、Part5,6を解くスピードのアップ、正確性の向上に繋がりました。

また、Part7に関しては、長文読解能力を英検対策により高められたのが大きいです。長めの文章を読むことに慣れていたので、TOEICのパッセージが短く感じました。

もちろん、TOEIC対策本を使い、試験に特化した学習も行ってます。この期間の具体的な学習内容やテキストについては、別記事でまとめますね。

 

最後にひとこと

2回にわたって、TOEICという軸から学習の軌跡をまとめてみました。2014年からの学習は、このような文章の形では残していなかったので、整理ができてとてもいい機会でした。

先にも書きましたが、具体的な学習内容・使用テキストは改めて記事にします。リーディング、リスニングそれぞれのパートの具体的な学習方法もお伝えしていきたいと思うので、これからトピック毎にまとめます。

実体験に基づき、効果的だった学習方法をご紹介しますね。Thank you for reading to the end!! 

 

▼記事内に出てきた教材はこちら

 

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